第16回演奏会


第16回演奏会を無事終了しました。
多数のご来場いただきありがとうございました。



日時 : 2002年12月01日(日)
開場 : 13:30
開演 : 14:00

会場 : 大津市民会館 大ホール

第55回大津市文化祭 参加
主催 : 合唱団AUG(オーギュメント)・大津市



演奏曲目


バッハ・ジャズコーラス

♪ Air ( Goldberg Variations )  [ Piano Trio ]

♪ Sleepers Wake (Cantata No.140)
  Prelude in F minor (the "Well-Tempered clavichord",2nd Book)
♪ Air on a G-string (Air from Suite No 3 in D)
  Bourree (the English Suite No.2)

指揮:岡村好和

piano:津久井圭子、drums:奥村隆雄 ※、bass:神吉 正 ※

※ 京都市交響楽団



Bach bourree を聴く(工事中)
Bach air on a G string を聴く(工事中)


メンデルスゾーン・モテットより

♪ op.78 Nr2 : Richte mich ,Gott
♪ op.69 Nr1 : Herr, nun lassest du deinen Diener in Frieden fahren

♪ op.69 Nr2 : Jauchzet  dem  Herrn, alle  Welt
♪ op.23 Nr3 : Mitten wir im Leben sind

指揮:津久井信夫




プログラムより

メンデルスゾーン・モテット集                    津久井信夫

 フェリックス・メンデルスゾーン( Felix Mendelssohn、1809-1847 ) は、祖父が高名な哲学者として知られ、父親の代にキリスト教に改宗した、ユダヤ系ドイツ人の裕福な銀行家の家庭に生まれ、隔週で家庭音楽会が開かれるなど、経済的にも文化的にも恵まれた環境に育ちました。有名な「バイオリン協奏曲ホ短調」、ピアノ曲集「無言歌」、劇音楽「真夏の夜の夢」など、ドイツロマン派の中でも明るく親しみやすい作風で知られています。ピアニスト、指揮者としても活躍したメンデルスゾーンは、バッハのマタイ受難曲を100年ぶりに再演するなど、宗教曲の分野にも多大な関心を示し、数多くの詩篇歌、オラトリオ等を残しています。本日の演奏会では、これらの中から、無伴奏の4曲を集めて演奏いたします。




混声合唱のための「地球へのバラード」

谷川 俊太郎 作詩
三善 晃 作曲


指揮:永井英晴


プログラムより

混声合唱のための「地球へのバラード」に寄せて            永井 英晴

 私の手元に、栗山文昭さんの指揮する〈合唱団 松江〉の記念公演の実況録音があります。たいへん充実した演奏を記録したものですが、その中に当日のゲストによる貴重な対談も含まれています。詩人:谷川俊太郎さんと作曲家:三善晃さん。最も多くの作品が合唱曲の素材に取り上げられている、現代日本を代表する詩人、やはり現代日本の作曲家第一任者と誰しも認めるところの、そして「地球へのバラード」の二人の作者たち。この対談の中で三善氏は谷川氏を称し、「作曲家として求める、最も秀れた口寄せ」になぞらえています。口寄せとは、青森県下北半島:恐山に伝わる「いたこ」と呼ばれる女性が「天国の霊」を呼び寄せるという秘術。その「いたこ」の声を伝って黄泉の国に在る者がこの世の人々にその想いを語る、その行為の事です。谷川さんの作品に込められた想いは、まさに現代人の誰しもが持つ心の叫び・うめき・願い、そして感情のうねりとほとばしり。ここに取り上げられた5篇の詩のいずれも、人間存在の在り方と意味をすくい取り、凝縮し、分かりやすい言葉で物語る。その上に作曲者の手による音の連なり=音楽という「いのち」が吹き込まれる。現代人からの「口寄せ」は、現代人に送る新たなるメッセージに!
 タイトルにある「バラード」とは13世紀に起源をもち、物語・歴史の語り部・評論・祈祷などの意味を含んでいます。ここにある主題は「愛」。愛は決してただ甘く優しいもでなく、絶望・悲哀・苦悩と無縁ではないもの。愛を求め、愛を問う行為は人間存在そのものであり、そのままが物語=すなわちバラード。
 合唱団AUGの三善作品への初の挑戦となるこのステージで、大好きな「地球へのバラード」を指揮できる喜びに感謝しながら。第1曲の「私の歌う理由」に、今在る自分のすべての想いを込めて。 願わくは、「口寄せ」が「歌寄せ」にならん事を祈りつつ・・・  



AUGオリジナルステージ

「ある野球少年の歩んだ道」

プロ野球にあこがれる少年Nくん。
高校野球の選手からプロに入った少年の行く道は・・・・・。
テノール高橋宏幸による編曲です。


指揮:岡村好和
構成・編曲:高橋宏幸






野球少年の高校時代を描いたシーンを聴く(工事中)

プログラムより

ある野球少年の歩んだ道〜大阪ドームへの誘い             高橋 宏幸

 バッハ、メンデルスゾーン、三善ときてドドーン、”野球の応援!”。もう「何じゃそれ?」という感じです。とはいえ、私の世界はやっぱりこれ。スポーツと音楽、身近に感動を与えるジャンルをミックスして、パーッとやりましょう。
 じつは私、野球ファンです。物理の運動の法則からみても、たいへんよく考えられたスポーツです。若者がエネルギー発散の場として歌って叫んで踊るもよし。おじさんがビールを飲みながら、野次と共に観戦するもよし。ホント、日本人気質に合ってますね。
 選曲の際は一人の野球少年を主人公にし、その成長に合わせて音楽を絡ませました。といっても後半はバファローズ狂の私のひとりよがり。団員の皆さん、ごめんなさい。
 でも、外野席の応援スタイルにはかねてから興味があり、球場へ出向く楽しみのひとつになっていました。圧倒的音圧を誇る太鼓にトランペット、空間を揺るがす声のエネルギー。そこにはグランドとは別の劇空間があります。
 あっ、そうだ。私は合唱団員。そして、われらが誇るオーギュメントなら、このエネルギーを再現できるかもしれない。とんでもない発想だろうか。いや、今しかない。やれるかも知れない。
 ということで、今回限りお許し下さい。こんなこと二度とできません。もう編曲の段階から、わくわくくしています。こんな私なんです。
 なお、過去何回か名脇役で出演してくれている西宇治高等学校初代生徒会長、西根考平氏が、今回は主役として登場します。どうぞ応援してやってください。
 最後にバファローズ狂として、本日の試合のスターティングラインナップおよびコメントを掲載させていただきます(しゃあないやっちゃ)。じつはこのオーダーも終盤の劇的な場面も、2001年リーグ優勝決定試合の再現です。がんばれ、バファローズ!







メインページに戻る

11th.Dec.2002 Ver 103